2009年 09月 03日
そんな彼なら捨てちゃえば?(アメリカ映画・2009年) |
洋09-129 ★★
<梅田ピカデリー>
2009年8月9日鑑賞
2009年8月10日記
「交錯する女のカン違いと男の本音」をテーマに、5人の女たちが展開する恋模様とは?『セックス・アンド・ザ・シティ』(08年)より少しレベルを下げた(?)から、これならあなたにも絶妙の恋の指南書に?草食男子が増殖する昨今、こんなタイトルを聞けば、男なんて「吹けば飛ぶような将棋の駒」のようなものと寂しくなるのは私だけ?
本文はネタバレを含みます!!
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ここからはネタバレを含みます!!
読まれる方はご注意ください!!
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監督:ケン・クワピス
ニール(写真家、ベスと同棲中)/ベン・アフレック
ベス(ニールの恋人、同棲7年目)/ジェニファー・アニストン
ベン(弁護士)/ブラッドリー・クーパー
ジャニーン(ベスの同僚、ベンの妻)/ジェニファー・コネリー
ジジ(ジャニーン、ベスの同僚)/ジェニファー・グッドウィン
アレックス(バーのオーナーの男性)/ジャスティン・ロング
アンナ(歌手を夢みているヨガ講師)/スカーレット・ヨハンソン
コナー(不動産仲介業者)/ケビン・コノリー
メアリー(ゲイ専門紙店員)/ドリュー・バリモア
ケン(ベスの父親)/クリス・クリストファーソン
2009年・アメリカ映画・130分
配給/ワーナー・ブラザース映画
<身近な恋の指南書が、ここに>
『セックス・アンド・ザ・シティ』(08年)は世界最先端の都市ニューヨークを舞台に、仕事も恋もファッションも世界最先端を突っ走る4人の大人の女性たちを主人公とした、時代の最先端をいく恋の指南書だった。それに対して本作は、主人公たちの年齢を少し下げるとともに、舞台もアメリカ東部メリーランド州の都市ボルティモアに格下げ(?)し、多くの若い女性たちにとっての等身大の恋の指南書となるように工夫されたもの。
日本では「婚カツ」が盛んだが、それは草食系男子が増殖しているため?本作の統一テーマは「交錯する女のカン違いと男のホンネ!」。『そんな彼なら捨てちゃえば?』という原作のタイトルも邦題も何とも男を軽んじたものだが、今やアメリカでも日本でも男の価値なんて「吹けば飛ぶような将棋の駒」みたいなもの?これくらいいろいろなパターンを揃えておけば、多くの若い女性の参考になるかもしれないが、『セックス・アンド・ザ・シティ』と同じように基本的にTVドラマの延長だから、劇場に足を運ぶほどのものでは・・・。
<5人の女からの視線でみれば>
本作はベン・アフレック、ジェニファー・コネリー、スカーレット・ヨハンソン、ドリュー・バリモアなどを含む女5人男4人のビッグネームが入り乱れた恋の指南書。そんな恋のゆくえを女5人の視線からまとめてみれば次のとおりだ。
①イケメン弁護士ベン(ブラッドリー・クーパー)と結婚しているジャニーン(ジェニファー・コネリー)は、目下自宅のリフォームに夢中で夫のことに全然構っていない状態。その結果、ある日夫から「浮気した」と告白される大変な事態に。
②ベス(ジェニファー・アニストン)は7年間もニール(ベン・アフレック)と同棲中。ニールの愛情には何の問題もない。しかし、結婚制度に否定的な彼の価値観に、今少しずつ不安が・・・。
③本作のストーリー構成上主人公的役割を果たすのが、小さい時に「男の子があなたをいじめるのは、その子があなたに好意をもっているから」と教えられたため(?)、あれこれと先読みして変なカン違いをする傾向が強い女性ジジ(ジェニファー・グッドウィン)。最初のデートの相手である不動産業者のコナー(ケビン・コノリー)から電話がこないと、バーのオーナーであるアレックス(ジャスティン・ロング)に相談したが、再び自己都合のみの奇妙な先読みによる「暴走」が・・・。
④本作でジジに続く準主役的な「暴走」をするのが、スカーレット・ヨハンソン扮するヨガ講師のアンナ。アンナは相手が既婚者とわかっても迫っていく魔性の女(?)だから、スーパーでイケメン弁護士のベンと出会うと、ついムラムラ・・・。
⑤もう一人、ドリュー・バリモア演ずるメアリーは、ゲイ専門紙「ボルティモア・ブレード」で働き、コナーと電話でやりとりしている女性だが、本作では製作、総指揮の方に意識が集中しているためか、演技面での存在感は至って薄い。
<女3人寄れば>
本作でジジの恋の指南役をつとめるとともに、自分たちの悩みを少しずつ暴露していくのがジジと同じ職場に勤めているジャニーンとベスの2人。とは言っても前述のとおり、ジャニーンはベンと結婚しているし、ベスはニールと同棲中だから男には飢えていない。これに対して、ジジはいい男を求めて日夜奮闘するのが仕事以上に大切・・・。したがって、本作ではコナーとのデートに始まり、バーのオーナーであるアレックスとの恋模様に発展していくジジの「暴走」がストーリーの軸になっていく。
女3人寄ればかしましいのは当然で、それは女4人が寄った『セックス・アンド・ザ・シティ』でも実証済み。恋の指南をテーマとした本作における3人の女のかしましい議論は迷走気味だが、気楽にドラマとして楽しむにはこの程度の解説があった方がベター?
<アラカン男が一人で観るのは?>
女5人男4人のビッグネームが集まる本作は人気上々?私はそう思っていたが、事前のネット情報では評価は意外に低い。そして現実に、劇場はガラガラだ。もちろん観客はアベックが大半で、女連れも結構目立っているが、アラカンの白髪男は前方にポツンと座る私一人だけ。
こりゃ劇場選択を失敗したと思ったが、もはや後のまつり。アラカンはアラカンなりに本作を、今後の恋の戦略を予測していくための参考としなければ・・・。
2009(平成21)年8月10日記
<梅田ピカデリー>
2009年8月9日鑑賞
2009年8月10日記
「交錯する女のカン違いと男の本音」をテーマに、5人の女たちが展開する恋模様とは?『セックス・アンド・ザ・シティ』(08年)より少しレベルを下げた(?)から、これならあなたにも絶妙の恋の指南書に?草食男子が増殖する昨今、こんなタイトルを聞けば、男なんて「吹けば飛ぶような将棋の駒」のようなものと寂しくなるのは私だけ?
本文はネタバレを含みます!!
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監督:ケン・クワピス
ニール(写真家、ベスと同棲中)/ベン・アフレック
ベス(ニールの恋人、同棲7年目)/ジェニファー・アニストン
ベン(弁護士)/ブラッドリー・クーパー
ジャニーン(ベスの同僚、ベンの妻)/ジェニファー・コネリー
ジジ(ジャニーン、ベスの同僚)/ジェニファー・グッドウィン
アレックス(バーのオーナーの男性)/ジャスティン・ロング
アンナ(歌手を夢みているヨガ講師)/スカーレット・ヨハンソン
コナー(不動産仲介業者)/ケビン・コノリー
メアリー(ゲイ専門紙店員)/ドリュー・バリモア
ケン(ベスの父親)/クリス・クリストファーソン
2009年・アメリカ映画・130分
配給/ワーナー・ブラザース映画
<身近な恋の指南書が、ここに>
『セックス・アンド・ザ・シティ』(08年)は世界最先端の都市ニューヨークを舞台に、仕事も恋もファッションも世界最先端を突っ走る4人の大人の女性たちを主人公とした、時代の最先端をいく恋の指南書だった。それに対して本作は、主人公たちの年齢を少し下げるとともに、舞台もアメリカ東部メリーランド州の都市ボルティモアに格下げ(?)し、多くの若い女性たちにとっての等身大の恋の指南書となるように工夫されたもの。
日本では「婚カツ」が盛んだが、それは草食系男子が増殖しているため?本作の統一テーマは「交錯する女のカン違いと男のホンネ!」。『そんな彼なら捨てちゃえば?』という原作のタイトルも邦題も何とも男を軽んじたものだが、今やアメリカでも日本でも男の価値なんて「吹けば飛ぶような将棋の駒」みたいなもの?これくらいいろいろなパターンを揃えておけば、多くの若い女性の参考になるかもしれないが、『セックス・アンド・ザ・シティ』と同じように基本的にTVドラマの延長だから、劇場に足を運ぶほどのものでは・・・。
<5人の女からの視線でみれば>
本作はベン・アフレック、ジェニファー・コネリー、スカーレット・ヨハンソン、ドリュー・バリモアなどを含む女5人男4人のビッグネームが入り乱れた恋の指南書。そんな恋のゆくえを女5人の視線からまとめてみれば次のとおりだ。
①イケメン弁護士ベン(ブラッドリー・クーパー)と結婚しているジャニーン(ジェニファー・コネリー)は、目下自宅のリフォームに夢中で夫のことに全然構っていない状態。その結果、ある日夫から「浮気した」と告白される大変な事態に。
②ベス(ジェニファー・アニストン)は7年間もニール(ベン・アフレック)と同棲中。ニールの愛情には何の問題もない。しかし、結婚制度に否定的な彼の価値観に、今少しずつ不安が・・・。
③本作のストーリー構成上主人公的役割を果たすのが、小さい時に「男の子があなたをいじめるのは、その子があなたに好意をもっているから」と教えられたため(?)、あれこれと先読みして変なカン違いをする傾向が強い女性ジジ(ジェニファー・グッドウィン)。最初のデートの相手である不動産業者のコナー(ケビン・コノリー)から電話がこないと、バーのオーナーであるアレックス(ジャスティン・ロング)に相談したが、再び自己都合のみの奇妙な先読みによる「暴走」が・・・。
④本作でジジに続く準主役的な「暴走」をするのが、スカーレット・ヨハンソン扮するヨガ講師のアンナ。アンナは相手が既婚者とわかっても迫っていく魔性の女(?)だから、スーパーでイケメン弁護士のベンと出会うと、ついムラムラ・・・。
⑤もう一人、ドリュー・バリモア演ずるメアリーは、ゲイ専門紙「ボルティモア・ブレード」で働き、コナーと電話でやりとりしている女性だが、本作では製作、総指揮の方に意識が集中しているためか、演技面での存在感は至って薄い。
<女3人寄れば>
本作でジジの恋の指南役をつとめるとともに、自分たちの悩みを少しずつ暴露していくのがジジと同じ職場に勤めているジャニーンとベスの2人。とは言っても前述のとおり、ジャニーンはベンと結婚しているし、ベスはニールと同棲中だから男には飢えていない。これに対して、ジジはいい男を求めて日夜奮闘するのが仕事以上に大切・・・。したがって、本作ではコナーとのデートに始まり、バーのオーナーであるアレックスとの恋模様に発展していくジジの「暴走」がストーリーの軸になっていく。
女3人寄ればかしましいのは当然で、それは女4人が寄った『セックス・アンド・ザ・シティ』でも実証済み。恋の指南をテーマとした本作における3人の女のかしましい議論は迷走気味だが、気楽にドラマとして楽しむにはこの程度の解説があった方がベター?
<アラカン男が一人で観るのは?>
女5人男4人のビッグネームが集まる本作は人気上々?私はそう思っていたが、事前のネット情報では評価は意外に低い。そして現実に、劇場はガラガラだ。もちろん観客はアベックが大半で、女連れも結構目立っているが、アラカンの白髪男は前方にポツンと座る私一人だけ。
こりゃ劇場選択を失敗したと思ったが、もはや後のまつり。アラカンはアラカンなりに本作を、今後の恋の戦略を予測していくための参考としなければ・・・。
2009(平成21)年8月10日記









