キング・アーサー(アメリカ映画・2017年) |
<TOHOシネマズ西宮OS>
2017年6月17日鑑賞
2017年6月20日記
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監督:ガイ・リッチー
アーサー(ユーサー王の息子)/チャーリー・ハナム
メイジ(魔術師)/アストリッド・ベルジェ=フリスベ
ベディヴィア/ジャイモン・フンスー
ビル/エイダン・ギレン
ヴォーティガン(ユーサー王の弟)/ジュード・ロウ
ユーサー王(イギリス王)/エリック・バナ
2017年・アメリカ映画・126分
配給/ワーナー・ブラザース映画
<ショートコメント>
◆「両親を殺され、スラムの売春宿で貧しく生き抜いてきた青年アーサー。彼はまだ、自分の偉大なる宿命に気づいていない。アーサーの正体は、かつてのイングランド王の一人息子。暴君ヴォーティガン(ジュード・ロウ)は兄であるユーサー王(エリック・バナ)に謀反を起こし、殺害。ユーサー王は絶命する寸前、まだ幼かったアーサーを船で逃がしたのだった。過酷な環境で鍛えられながら成長し、優しくタフな男として仲間の信頼を集めていたアーサー。やがて聖剣エクスカリバーを手にした彼は、自らの過去、そして亡き父に代わり王の座を奪還するという運命を知ることになる―。勇気ある仲間たちの力を借りて立ち上がった彼は、果たして宿敵ヴォーティガンを倒し、頂点の座に上り詰めることができるのか―!」チラシのこんなうたい文句を読めば、いやが応にも期待が高まってくるが・・・。
◆チラシにはまた、「その一振りで頂点に立て!新感覚ソードアクション!」「スラムのガキから王になれ!」「ゲームの中に取り込んだような爽快感と臨場感を体感せよ!」等の言葉が並んでいる。しかし、これって一体ナニ?
さらに、事前のネット情報を集めると、そこにも「アクション映画ファン、ゲームファン、アニメファン歓喜!公開を待ちきれない多くのユーザーが試写会に集結!」「『マッドマックス』の臨場感×『キングコング』の映像力=超絶な面白さ!」「スラムのガキから頂点へ!究極の下剋上に酔いしれろ!映画.comもド肝を抜かれた、ブッチちぎりの爽快感!」「聖剣エクスカリバーの圧倒的パワー!ハイスピード撮影で描く―これが新感覚アクション!」等の言葉が並んでいる。
◆しかして、現実にも本作は冒頭から、ユーサー王の居城を巨大な象が火を噴きながら攻めてくる圧倒的な映像からスタートする。音響効果もすごいもので、近くのおっちゃんが持ち込みのせんべいをバリバリ音を立てながら食べているのも聞こえないくらいの迫力だ。しかし、これって、一体ナニ?まるでゲームのよう!まさにそんな感覚で、私にはイマイチだ。そして、登場人物たちが語り始めると、なぜかカメラが一人一人に向かっていくので、誰が何をしゃべっているのかはわかりやすいが、これもまさにゲーム感覚・・・?
◆幼い時代をスラム街の過酷な環境下で暮らしながら成長していく姿は、VTRの早送りの感覚。みるみるうちに一人のガキが逞しい青年アーサー(チャーリー・ハナム)に成長したかと思うと、あとは仲間たちとの結束とエクスカリバーの剣との出会いという定番のストーリーが見せどころとなる。そして、これも当然ながら、ゲーム風のメリハリをつけた大展開になっていく。なるほど、なるほど。
すると後は、憎っくき父親の敵・ヴォーティガンをエクスガリバーの剣で退治するクライマックスが待ってるだけだ。そこまでストーリーがわかり、ストーリー作りのノウハウもわかってくると、後はなぜか居眠り状態に・・・。まあ悪くはないが、イギリスの名優ジュード・ローも、こんな映画の出演で悪役を演じるだけでは不満なのでは・・・?
2017(平成29)年6月20日記