西遊記2 妖怪の逆襲(西遊2 伏妖篇)(中国映画・2017年) |
<TOHOシネマズ西宮OS>
2017(平成29)年9月9日鑑賞
2017(平成29)年9月21日記
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監督・脚本・編集:徐克(ツイ・ハーク)
製作・脚本:周星馳(チャウ・シンチー)
三蔵法師/吳亦凡(クリス・ウー)
孫悟空/林更新(ケニー・リン)
九宮真人/姚晨(ヤオ・チェン)
小善/林允(リン・ユン)
沙悟浄/巴特爾(メンケ・バータル)
蜘蛛女/王麗坤(ワン・リークン)
猪八戒/楊一威(ヤン・イーウェイ)
猪八戒(変身後)/汪鐸(ワン・ドゥオ)
比丘国国王/包貝爾(バオ・ベイアー)
師匠/程思寒(チェン・シハン)
段/舒淇(スー・チー)
2017年・中国映画・108分
配給/日活・東京テアトル
■□■ショートコメント■□■
◆周星馳(チャウ・シンチー)監督の『カンフーハッスル』(04年)(『シネマルーム17』484頁参照)、『ミラクル7号(長江7号)』(08年)(『シネマルーム34』184頁参照)は、それぞれめちゃ面白かったし、『西遊記~はじまりのはじまり~(西游 降魔篇)』(13年)』も、とことんバカになって楽しむことができる超娯楽作だった(『シネマルーム34』188頁参照)。
そのため、『西遊記』のパート2が日本で公開されると聞いて、こりゃ、必見!そう思って劇場に入ったが、公開初日にもかかわらず観客はほんの数えるほど。これは事前の宣伝がほとんどなかったためと思い、その内容が前回と同じように星5つであれば、私もその宣伝に協力しようと思ったが・・・。
◆孫悟空役を演ずるのは、張藝謀(チャン・イーモウ)監督のハリウッド大作『グレートウォール』(17年)でハリウッドの大スター、マット・デイモンと共演した美人女優、林更新(ケニー・リン)。さらに前回出演した舒淇(スー・チー)も引き続き出演しているとあって、本作は2017年度中国国内映画興行収入第2位の大ヒットらしい。
第1作も冒頭から「ありえねえ」展開が続出していたが、それは本作も同じ。しかし、本作冒頭シーンのばかばかしさは、ちょっとアレレ・・・?
◆三蔵法師(吳亦凡)(クリス・ウー)をお師匠様とする、孫悟空、猪八戒(楊一威)(ヤン・イーウェイ)、沙悟浄(巴特爾)(メンケ・バータル)様御一行のお仕事は、「妖怪ハンター」。それがチャン・イーモウ監督の『西遊記』の自由な発想の核心だ。そして、第1作ではその面白さが弾け飛んでいたが、第2作では・・・?
◆本作のメインストーリーは、孫悟空たちが立ち寄った比丘国のお話し。この国の国王、比丘国国王(包貝爾)(バオ・ベイアー)が子供のようにわがままな男だったこと、この国の実権をその後見人の女、九官真人(姚晨)(ヤオ・チェン)が握っていたところからさまざまな確執が発生。こんなバカ殿サマの機嫌を損ねてしまうとあとあと大変なことになるのは当然だ。しかして、以降のストーリーには、こんなケンカ、あんなケンカが続出してくることに・・・。
◆「ありえねえ」ばかばかしさを面白いと感じるか、それともくだらないギャグだと感じるかは、人によるのは当然だが、本作は第1作と異なり、私にはくだらないギャグの連発。こりゃ、一体なぜ・・・?本作後半からは、第1作と同じ段も登場し、美女の配置には事欠かないが、なんせストーリー展開がバカバカしいギャグの連続ばかりだから、これではいい加減うんざり。「パート2」がこんな出来では、「パート3」の登場はヤバいのでは・・・?
2017(平成29)年9月21日記