王妃の紋章(中国映画・2007年) |
洋08-112 ★★★★★
<梅田ピカデリー>
2008年4月13日鑑賞
2008年4月15日記
北京オリンピック開・閉会式の総合プロデューサーとなる張藝謀(チャン・イーモウ)監督が、全世界に発信した国威発揚映画がコレ・・・?少し難しいが、『満城尽帯黄金甲』という原題を理解すれば、興味はさらに深まるはず。裏切り、不倫、陰謀そして生と死をキーワードとした宮中絵巻をシェイクスピア劇として楽しみ、かつクライマックスとなる黄金の甲冑の合戦シーンを堪能したいものだが・・・。
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監督・共同脚本:張藝謀(チャン・イーモウ)
アクション監督:程小東(チン・シウトン)
国王/周潤發(チョウ・ユンファ)
王妃/鞏俐(コン・リー)
祥(シャン)(第一王子)/劉燁(リウ・イェ)
傑(ジエ)(第二王子)/周杰倫(ジェイ・チョウ)
成(チョン)(第三王子)/秦俊杰(チン・ジュンジエ)
蒋亦儒(ジァン・イールー)(宮廷医)/倪大紅(ニー・ターホン)
蒋嬋(ジァン・チャン)(亦儒の娘、王妃の薬係)/李曼(リー・マン)
蒋氏(ジァン・シー)(亦儒の妻)/陳謹(チェン・ジン)
2007年・中国映画・114分
配給/ワーナー・ブラザース映画
<原題は?邦題は?>
『HERO(英雄)』(02年)、『LOVERS(十面埋伏)』(04年)を抜いて、中国国産映画の初週と最終興行収入の歴代記録を更新した『王妃の紋章』は、奥深い物語がいっぱい詰まっているから、パンフレットを購入して勉強することが不可欠。まず第1に、パンフレットにある加藤徹先生の「『王妃の紋章』を解く」から、原題と邦題のお勉強を。
中国映画は『初恋のきた道』(原題『我的父親母親』)(00年)や『女帝 エンペラー』(原題『夜宴』)(06年)など、原題と邦題が全く違うことが多いから、中国人と話しても全然通じないことがある。そして、それが時として日中交流の妨げになることも・・・?
しかして、『王妃の紋章』という邦題がついたこの映画の原題は『満城尽帯黄金甲』だから、その典型。さて『満城尽帯黄金甲』とは・・・?
<黄巣とは誰?彼の漢詩は?>
唐の時代の末期、黄巣(?~884年)という男がいたそうだ。彼は長安の都にのぼり、科挙の試験を受けたが不合格になったらしい。そこで黄巣が詠んだ漢詩がある。それは、いわば「今に見ていろ、僕だって!」という自分を冷遇する社会に対する復讐の歌。その漢詩のラストが「満城尽帯黄金甲」だ。
これは、その1つ前の「見よ、私の花はすでに首都を占領している」とのフレーズを受けて、「まるで黄金の甲冑を身につけた軍隊のように」という意味。そしてこの言葉どおり、黄巣は反乱を起こし、300年続いた唐王朝を滅亡に追いやったとのことだ。この映画の原題にはそんなふかーい意味があるから、それをきちんと勉強しなくちゃ・・・。
<中国には家紋はなし!>
また加藤先生の解説によると、「なお中国には、日本や西洋のような家紋はない。菊の花が、王妃の実家の家紋であったというわけではない」とのこと。「紋章」という日本語を見ると、多くの日本人は徳川家では三つ葉葵、島津家では丸に十字、真田家では六文銭など、それぞれの家紋を思い出すはず。また私は、高橋英樹主演の『男の紋章』シリーズをつい思い出してしまう。
したがって、『王妃の紋章』という邦題は、王妃を演じる鞏俐(コン・リー)と結びつくすごくわかりやすいイメージだが、加藤先生ご指摘のような誤解を受ける面も・・・?
<重陽の節句とは?>
この映画における「王妃の反乱」の日は重陽の節句の日とされていたが、まず「重陽」が日本人にはわからない・・・?もっとも、それがわからなくともストーリーを理解するには一向に差し支えないが、やはりそれでは何となく気持が悪いから是非お勉強を。
重陽とは、中国で祝日として祝われた1月1日、3月3日、5月5日、7月7日、9月9日のラスト9月9日のこと。「1年で最後の9月9日(旧暦。新暦では10月ごろ)の節句は、極大の『陽』数が重なる日という意味で『重陽』と呼ばれ、めでたい日とされた。3月3日は桃の節句だが、9月9日は菊の節句」とのこと。また、「菊の花は、漢方薬の材料として使われるほどの薬効がある」とのことだ。なるほど、だから国王(周潤發/チョウ・ユンファ)は重陽の節句を祝うため、あのバカでかい王宮一面を菊の花で埋めつくしたわけだ。
<なぜ菊がモチーフに?>
加藤登紀子が歌った『百万本のバラ』は心に残る名曲だが、広場を埋めつくしたという百万本のバラはあくまでイメージの世界であるのに対し、『王妃の紋章』では菊の花がホントに王宮を埋めつくしたからビックリ。もっとも、映画の中では兵士たちの血で染まった菊の花を片づけ、再度人海戦術で菊の花を埋めつくしていたが、これは1度しかやってない作業を、映画撮影上のテクニックとして2回やったように観客を騙したはず・・・?
このように、この映画の中で菊の花は大きな役割を果たしているが、もう1つ王妃が何とか重陽の日までに刺繍でバカたくさんの菊の花つくっているのが気がかり。飲まされ続けている毒入りの薬のため、日に日に身体が衰えていくのを自覚しながらも、意地のように刺繍を続けていたのは一体何のため・・・?その意味は、第一王子、祥(シャン)(劉燁/リウ・イェ)に菊の花の刺繍を施した衣装を着るよう命じるところから、少しずつ明らかになっていくが・・・?
<映画の時代は・・・?>
この映画は唐王朝の時代と一部に紹介されているが、それは完全な誤り。日本からも遣唐使を派遣していた唐の時代は中国の最盛期だが、前述の加藤徹先生の解説によると、そんな唐王朝(618~907年)が滅亡した後は、五代十国の時代と後唐の時代が続いたとのこと。もっとも、後唐というのは後世の歴史家が便宜的につけた呼称で、その時代は923~936年間のわずか13年間だけだが、自称は唐。つまり、建前上はいったん滅亡した唐を復興したという形をとっていたわけだ。そして、「後唐の第二代皇帝・明宗の晩年、皇子が帝位を奪おうとして反乱を起こしたが敗死」したとのことだから、張藝謀(チャン・イーモウ)監督はそこに目をつけて、『満城尽帯黄金甲』の構想を練ったよう・・・。
<蘇童に続いて、曹禺も読まなくては・・・>
張藝謀(チャン・イーモウ)監督は国際的な賞をたくさん受賞しているが、去る2008年4月2日「人気作家蘇童が行く関西の旅 歓迎座談会」で交流し、その後、出席していた中国文学を専攻する大学教授から送っていただいたのが、たくさんの蘇童(スー・トン)作品の日本語訳。ちなみに、第44回ベネチア国際映画祭で銀獅子賞を受賞した張藝謀監督の『紅夢』(91年)の原作は、蘇童が26歳の時に書いた長編小説。対談の日に蘇童(スー・トン)氏が語っていた言葉を思い出しながら、斜め読みでだいたい4分の1くらいまで読み終えたところだ。
それに対して、『王妃の紋章』の原作は、近現代中国を代表する劇作家の1人であり、中国のシェイクスピアと賞せられる曹禺(ツァオ・ユー)の『雷雨(レイユー)』とのこと。すると、私も蘇童(スー・トン)に続いて曹禺(ツァオ・ユー)も是非読んでみなければ・・・。
<曹禺の『雷雨』とは?>
『雷雨』は清朝が滅び、中華民国の時代が始まった、1910年代の封建的な資産階級の家庭の腐敗と一家の崩壊を描いたもので、中国の演劇学校で必修の演目の1つとされているらしい。パンフレットにある浦川とめ氏の「『王妃の紋章』をさらに楽しむための豆知識」を読んで私が思ったのは、この原作ならわざわざ時代を後唐の時代に移し、「満城尽帯黄金甲」のようなテイストとせず、『紅夢』と同じように、原作どおり1910年代の中国を舞台とした張藝謀(チャン・イーモウ)流の骨太の中国映画としてもよかったのでは、ということ。
もっとも、一瞬そう思ったものの、今や張藝謀(チャン・イーモウ)は世界に名だたる大監督になっているうえ、北京オリンピックの開・閉会式の総合プロデューサーという役割があるから、いくら文学的価値が高くても、そんなチャチな映画ではダメ!やはり、中華民族と中華人民共和国の国威を発揚するような大作の中で、『雷雨』のテーマを描かなければ・・・?
<セットは?大道具、小道具は?衣装は?>
北京の故宮を見学した人は、とにかくその規模のデカさにビックリしたはず。この映画ではそれと同じようなバカでかい規模の王宮をセットでつくったうえ、門、柱、壁、絨毯などの大道具、小道具もすべてホンモノのこだわりを見せているから、それに注目を!
また衣装についても、ゴールドを基調とした絢爛豪華な衣装の数々は3000着以上で、総額1000万元(1億5000万円)を超えるとのこと。ちなみに、仲間由紀恵主演の『大奥』(06年)での衣装代は1億円以上だったから、その1.5倍!
<ちょっとスケベな感想をひと言・・・>
ここで女性の衣装に限定しての私のちょっとスケベな感想をひと言。なぜか私は日本の時代劇ではいくら絢爛豪華な衣装が登場しても、全然魅力(色気?)が感じられない。韓国の時代劇におけるチマチョゴリも同じ。それは第1に肌の露出が少なく、第2に髪型から化粧法までみんな画一的なためだ。
それに対して、ヨーロッパの中世や近世の映画における女性の衣装は魅力的。それは、肩筋から腕にかけて、また何よりも胸にポイントをおいてかなり大きく露出させているため。女性の肌を露出させることについての西洋と東洋の価値観が大きく違うのは仕方ないが、当然私は西洋の価値観の方が好き!
その点、『王妃の紋章』における女性の衣装は中華テイストを強調しながらも、フランスの宮廷を彷彿させる大胆な「胸あきルック」を採用したからうれしい。映画の冒頭、一斉に起床した女官たちが身を整える姿も刺激的だが、映画全編を通じて登場する女性たちの胸の盛り上がりと、その谷間がバッチリ見えるのは何よりのお楽しみ。とりわけ、張藝謀(チャン・イーモウ)の新しいミューズ(?)李曼(リー・マン)のそれは・・・?そして、「中国の山口百恵」と言われ2008年4月現在42歳になった鞏俐(コン・リー)のそれは・・・?
スケベおやじ的視点で誠に申し訳ないが、どうしても気になったものだから正直に・・・?
<黄金の合戦シーンは、あの程小東が!>
あなたは『テラコッタ・ウォリアー秦俑ー』(89年)を知ってる?これは程小東(チン・シウトン)が監督し、張藝謀(チャン・イーモウ)と鞏俐(コン・リー)が主演したちょっと奇妙な映画(『シネマルーム17』参照)。程小東(チン・シウトン)はアクション監督として有名で、『HERO(英雄)』『LOVERS(十面埋伏)』では張藝謀(チャン・イーモウ)監督と組んで、この名シーン、あの名シーンを演出!
『王妃の紋章』の本質は曹禺(ツァオ・ユー)の原作どおり、裏切り、不倫、陰謀を核とした人間ドラマであり、家族(王家)崩壊の物語だが、今ドキのハリウッドに対抗した中国映画大作らしい売りは、大規模な合戦シーン。青、赤、白を基調とした『HERO(英雄)』の合戦シーンもすばらしかったが、王宮を埋めつくした黄金の甲冑を身にまとった兵士たちをメインとした大合戦シーンは、そりゃド肝を抜かれるもの。そんな合戦シーンのアクション監督を務めたのが、またしてもあの程小東(チン・シウトン)だ。
<女忍者は?忍びの者集団は?>
もっとも映画の序盤、王妃の下に日本の忍者と全く同じ黒装束の女忍者が現れたのにはビックリ!彼女は、王妃が毎日定められた時刻に飲んでいる(飲まされている)薬に入っているのが、西域で採れるトリカブトだということを報告しにきたのだが、この女忍者はその後大変な存在の女性であることが明らかに・・・。
また、ハイライトとなる王宮内の合戦シーンで反乱軍を迎え撃つのは王の正規軍だが、その前哨戦として奇妙な刀と鎖鎌(?)を駆使する忍びの者集団が登場するから、これにもビックリ!しかし、今や完全に定着したワイヤーアクションの不自然さを云々しても始まらないうえ、なぜ後唐の時代に忍者が?と真面目に問題提起しても意味がないことは明らか。程小東(チン・シウトン)アクション監督の『テラコッタ・ウォリアー秦俑ー』が荒唐無稽の面白さを発揮していたように、忍者スタイルのアクションだって面白ければそれでいいと割り切らなくちゃ。もっとも、忍者が黒い装束を身につけていたのは、闇に紛れてその存在を目立たなくさせるためだが、黄金色に彩られた王宮の中では逆にシンプルな真っ黒な衣装が1番目立ったのは皮肉・・・?
<三兄弟比較は?これぞシェイクスピア劇!>
王の下には、祥(シャン)、傑(ジエ)(周杰倫/ジェイ・チョウ)、成(チョン)(秦俊杰/チン・ジュンジエ)3人の王子がいた。皇太子すなわち王位継承者は当然長男の祥(シャン)だが、王と王妃との夫婦関係は冷えきっており、王が遠征に出かけている間、王妃は何と祥(シャン)と不義密通の関係に・・・?それができるのは、祥(シャン)が王の先妻の子供だから・・・?そんな祥(シャン)を演ずるのは、『山の郵便配達』(99年)、『小さな中国のお針子』(02年)、『パープル・バタフライ』(03年)、『ジャスミンの花開く』(04年)、『PROMISE』(05年)等ですばらしい演技をみせてきた劉燁(リウ・イェ)。
王は次男傑(ジエ)を辺境の地に派遣していたが、それは新王妃の息子である傑(ジエ)を疎んじたためではなく、逆にその力量を認め、次期王位に向けて鍛えなければならないと考えたため・・・?したがって、久しぶりに傑(ジエ)と真剣勝負の試合をした王は、傑(ジエ)の武術の技量が上がったことに満足そう・・・?そんな傑(ジエ)を演ずるのは、台湾生まれの音楽界のカリスマ周杰倫(ジェイ・チョウ)。また、三男の成(チョン)は一見無邪気そうだが、王妃が宮中で見せる不穏な動きを察知した成(チョン)の目はどこか気がかり・・・?
こんな王家ファミリーが各地でバラバラに活動していれば問題は顕在化しないかもしれないが、重陽の節句の9月9日に全員が集まり、永久の繁栄を祈る祝祭を王宮で挙げることになると、さまざまな矛盾が露呈してくることに・・・。いわゆる宮中に渦巻く権謀術策というやつだ。これは権力欲がベースだが、それ以外にも裏切り、嫉妬、不倫、陰謀などさまざまな人間的な要素が絡まるのは当然。中国のシェイクスピアと言われる曹禺(ツァオ・ユー)の原作を後唐の時代に移しかえた張藝謀(チャン・イーモウ)のこの映画は、ホントにこれぞシェイクスピア劇!
<新しい「イーモウ・ガール」は?>
張藝謀(チャン・イーモウ)は、『紅いコーリャン』(87年)、『ハイジャック/台湾海峡緊急指令』(88年)、『菊豆(チュイトウ)』(90年)、『紅夢』『秋菊の物語』(92年)、『活きる』(94年)、『上海ルージュ』(95年)で次々と鞏俐(コン・リー)を起用してきたが、その後、章子怡(チャン・ツィイー)(『初恋のきた道』)、董潔(ドン・ジエ)(『至福のとき』)、魏敏芝(ウェイ・ミンジ)(『あの子を探して』)など次々と新たな「イーモウ・ガール」を発掘してきた。これに対して、鞏俐(コン・リー)は『さらば、わが愛/覇王別姫』(93年)、『花の影』(96年)、『始皇帝暗殺』(98年)で陳凱歌(チェン・カイコー)作品に出演したほか、近時はハリウッドにも進出し、『SAYURI』(05年)、『マイアミ・バイス』(06年)、『ハンニバル ライジング』(06年)に出演してキャリアを磨いてきた。したがって、張藝謀(チャン・イーモウ)と鞏俐(コン・リー)のコラボは『上海ルージュ』以来12年ぶりのこと。
そんな、久しぶりのコラボ作品にもかかわらず(?)、張藝謀(チャン・イーモウ)は新たに李曼(リー・マン)というイーモウ・ガールを発掘し、宮廷医蒋亦儒(ジァン・イールー)(倪大紅/ニー・ターホン)の娘で王妃の毒薬係の蒋嬋(ジァン・チャン)役に彼女を抜擢した。父から命じられたとおり、毒入りの薬を飲ませていることが万一バレたら・・・?そんな不安のうえ、王妃と不義の関係を重ねている第一王子祥(シャン)との秘密の男女関係がバレたら・・・?そんな二重の不安をもつ蒋嬋(ジァン・チャン)の日々の宮廷生活でのプレッシャーは相当なものがあったはず。
そのうえ、そんな蒋嬋(ジァン・チャン)には、あっと驚く出生の秘密が・・・?あっと驚くほどの演技力は感じないものの、1988年生まれで中央戯劇学院で演劇を学んだ彼女の今後の活躍に注目しよう。
<物語の展開はあなた自身の目で>
以上、私は『王妃の紋章』を鑑賞する上でのいくつかのポイントを紹介してきたが、この映画についての私の評論はこれで打ち止め。すなわち、物語の紹介は一切やめておこう。なぜなら、この映画のテーマは王家一族の中で展開される権力争いと権謀術策だから、それをコト細かく解説したのでは、映画を観る意欲が失われてしまうため。
登場人物は少ないうえ、各人のキャラは明確だから、ストーリー展開を理解するのは容易なはず。しかし、いくつかの節目において、あっと驚く展開が待っているのは当然。そんな、人間に着目した権謀術策ぶりをシェイクスピア劇として楽しむとともに、「これぞ中華帝国!」という(?)クライマックスの合戦シーンをタップリと楽しみたいものだ。
<エンディングテーマはイマイチ・・・?>
後唐の時代をバックとした絢爛豪華なこんな映画のエンディングは荘厳な音楽の方がふさわしい。私はそう思うのだが、『王妃の紋章』のエンディングにはなぜか男性のバラード曲が流れてくる。これは、第一王子祥(シャン)を演じた劉燁(リウ・イェ)は俳優としてのキャリアを重ねてきたが、第二王子傑(ジエ)を演じた周杰倫(ジェイ・チョウ)は、歌手としてのキャリアが長いから、どうしても彼をここに使いたかったため。しかし、私にはこの曲はイマイチ・・・?
2008(平成20)年4月15日記