LAW DE SHOW [24] 『黒い家』 |
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新聞記事 大阪日日新聞2008年4月掲載分
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保険金殺人に見る日韓気質比較!
「自殺でも保険金は出るの?」。これは森田芳光版『黒い家』(1999年)での、主婦役・大竹しのぶのセリフだが、韓国版で韓流美女、ユ・ソナの口から同じセリフが。「生命保険契約締結後2年以内の自殺はダメ。その後の自殺ならOK」との査定員チョンの答えは正解だが、自他殺が焦点になると判定は大変!
さらに名指しで呼び出されたチョンが、町工場経営者パクの息子の首つり自殺の第一発見者ともなれば問題は複雑。こりゃ計画的な保険金詐欺事件?
「保険にはダイヤモンドの輝きも、パソコンの便利さもありませんが、この商品には目に見えぬ人間の血が通っています」。そんなCMもあるが、本件では「調査中」を理由とする保険金支払い拒否は当然? それに対するパクの抗議は執拗で、無言電話攻勢にチョンはタジタジ!
そこで登場する特殊調査員って何? それは詐欺まがいの手口で支払い請求をする契約契約者に対し、手練手管で取り下げを迫る専門職。“裏の人種”の存在と役割の再確認も!
パクが業界隠語で「指狩り族」と呼ばれる、自分の指を切り落としてまで保険金を請求する男で、『反社会性人格障害』と判明した今、次の標的は3億ウォンの保険金が掛けられた妻。そう直感したチョンは、パクとの離婚と生保契約の解約を進言するが、本当にそれで問題は解決?
妻は本当に被害者? 女の恐さは日韓共通だから、ユ・ソンの取る行動は大竹しのぶと同じでは? 身の毛もよだつ映画後半の展開に注目し、保険金殺人事件の日韓比較をしっかりと!