最低。(日本映画・2017年) |
<シネ・リーブル梅田>
2017(平成29)年12月24日鑑賞
2017(平成29)年12月26日記
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監督:瀬々敬之
原作:紗倉まな『最低。』(KADOKAWA刊)
橋口美穂(34歳・不自由なく暮らす人妻の美女)/森口彩乃
彩乃(25歳・人気AV女優)/佐々木心音
本間あやこ(17歳・クラスメイトとなじめない高校生)/山田愛奈
樋口健太(美穂の夫)/忍成修吾
日比野(彩乃の行きずりの男)/森岡龍
美沙(美穂の姉)/江口のりこ
泉美(彩乃の母親)/渡辺真起子
知恵(あやこの祖母・喫茶店を営む)/根岸季衣
孝子(あやこの自由奔放な母親・東京からの出戻り)/高岡早紀
配給:KADOKAWA/121分
■□■ショートコメント■□■
◆チラシによれば、本作のイントロダクションは次の通りだ。
◆公式ホームページによれば、本作のストーリーは次の通りだ。
◆私はAV女優に差別意識を持つわけではないが、人気AV女優・紗倉まなの同名小説を知らないし、何の興味もない。しかし、『64 前編、後編』(16年)(『シネマルーム38』10頁、17頁参照)で素晴らしい社会問題提起をした瀬々敬久監督が興味を示し映画化した作品と聞き、「こりゃ必見!」と考え、映画館へ。しかし、その結果は・・・?
◆本作の主役は橋口美穂(森口彩乃)、彩乃(佐々木心音)、本間あやこ(山田愛奈)の3人の女性だが、何故男の瀬々監督が本作に興味を示したの?それは多分『最低。』というタイトルと、そのタイトル通りの生き方をしている女性たちを通じて、今の時代を生きる女性のホンネに迫った内容を評価したためだろう。しかし、残念ながら私は本作も、そして多分その原作も全然評価できない。
◆少しだけ気持ちがわかかるのは、高校生のあやこくらいで、AV女優に固執する彩乃の視野の狭さや、その逆のようなあやこの母親(高岡早紀)のバカ女ぶり。そしてまた、一見優等生ながら、その実????の美女・美穂の二重人格ぶりを見続けるのはいい加減うんざり。別にその生き方は否定しないが、「好きにしろ!」「何故俺がそれを映画館に来て観なければならないの!」という感じに、ついイライラ・・・。
◆目下、世間が熱狂している『STAR WARS 最期のジェダイ』のシリーズにも飽きてきたが、「この手」の一見センセーショナルな社会問題提起作にも、いい加減飽きが・・・。
2017(平成29)年12月26日記